整体などで一時的に痛みが引いてもすぐに再発する慢性腰痛。
多くの原因は筋力の不足や姿勢が悪いことにあります。
腰痛の原因を正しく把握することで根本的改善の一歩になります。
腰痛とは「腰の部分を中心とした痛みやハリなど違和感、不快感を総称した症状」のことを指すため筋力の不足によって慢性的に起こるものや骨格のズレから起こるもの、ヘルニアなどのように医師の診断や手術が必要なものまで色々な種類があります。
代表的な腰痛の種類
腰痛にはヘルニアなどの医師の診断が必要となるものがあるため、専門家のもとで筋力トレーニングの必要の可否を判断する必要があります。
「坐骨神経痛」や「筋肉量低下による痛み」などのうち明確な治療方法の無いものを「慢性腰痛」と呼びますが、この場合は主に筋肉量の低下が原因となるため運動やトレーニングが必要です。
デスクワークの方や産後の女性の多くが悩まされる腰痛が慢性腰痛です。
これといった治療がなく、整体や鍼に通っては一時的に治って再発を繰り返します。
この慢性腰痛の根本的な原因は筋肉量の低下になるのですが、そもそもなぜ筋肉量は低下していくのでしょうか?
筋肉量が減少する理由
上記の理由によって「腹筋」「背筋」の筋肉量が減ることで、筋肉が固まったり、正しい姿勢を保つことができなくなります。
人の体は腰椎(腰骨)と呼ばれる骨が上半身の重さや動きを支える柱のような役割をしており、
この腰椎は筋肉によって支えられています。
筋肉量が減ることで上半身を支えることができず、「座屈」のような現象が起こります。
この現象が起こると腰椎への負担が大きくなり、歪んだりすることで神経に触れて痛みが走ります。
デスクワークの方が慢性腰痛になりやすいのは、体を動かさないことによる筋力の低下と座る姿勢が悪いことによって体を歪めてしまうためです。
慢性腰痛の場合は、背筋や腹筋の体幹と呼ばれる筋肉を鍛えます。
補足として腹筋トレーニングを行うと腹圧が入ることで一時的に慢性腰痛を抑えることができます。
腹圧によって痛みが軽減される?
腹筋運動によってお腹の中に圧力がかかるのですが、これを腹圧と呼びます。
この腹圧を高めることによって横隔膜を強化(活性化)させることで、
筋肉同士が互いに引っ張り合い腰椎に次の現象が起こります。
腰椎や椎間板の圧力が弱まることで痛みも緩和されます。
体幹は「アウターマッスル」と「インナーマッスル」の2つに分けられ、
アウターマッスルは、体の外側にある筋肉を指し体の動きなどをサポートします。
インナーマッスルは、体の内側の腰椎周りの筋肉を指し腰椎を正しい位置に戻すなどの支えになります。
体幹をしっかりと鍛えて筋肉量をキープすることで、常に正しい位置に腰椎を保つことができ、
動きもしなやかで痛めにくい体を作ることができます。
習慣的に運動をしていない方や、慢性的な腰痛と決別されたい方はお気軽にお近くのアップルジムへご相談ください。