女性に多く見られる反り腰にお悩みですか?
反り腰は骨盤の位置が適切ではないため、慢性的な腰痛に繋がります。
反り腰はなぜ女性がなりやすいのか、その仕組みと原因を知ることで改善に繋がります。
反り腰は名前の通り「腰が沿っている状態」を指し、正式名称としては「骨盤前傾」と呼ばれます。反り腰は腰の骨自体が変形しているわけではなく、骨盤が前側へ倒れることによって坐骨(お尻あたりの骨)が後ろに出っ張ってしまっている状態を指します。
反り腰は男性よりも女性の方がなりやすいと言われていますが、それは骨盤には男女差があるためです。
女性は骨盤が横長なので割座姿勢(※1)が容易にでき安定します。割座は股関節を内旋する動きなので骨の成長過程で割座をやりすぎると外旋可動域に制限がかかり、股関節が内旋気味に形成されます。
また「大転子」と呼ばれる骨が男性よりも女性の方が小さく、内旋可動域に制限がかからないことも女性が反り腰になりやすい理由の一つで、股関節が内旋すると反り腰だけでなくO脚の原因にもなります。
骨格的に反り腰になりやすい上に、ヒールのついて靴や妊娠などは骨盤が前傾姿勢になってしまい反り腰になる要因の一つと言われています。
(※1)割座とは女の子座りやぺったんこ座りとも呼ばれ、正座の状態から両足を外側に開いてお尻を床につけた座り方を指します。
反り腰は一見無害と思われがちですが、本来の人間の正しい姿勢では無いため様々なデメリットがあります。
反り腰のデメリット
反り腰のデメリットと理由について詳しく説明していきます。
反り腰状態とは骨盤が前傾している状態というようにご説明しましたが、トレーニングによって骨盤の後傾を促していくことで改善することができます。
実際に腹筋に力を入れると自然に骨盤が後傾することを理解していただけると思います。
骨盤の後傾を促すということは体幹を鍛えるということになりますが、体幹は「アウターマッスル」と「インナーマッスル」の2つに分けられ、アウターマッスルは、体の外側にある筋肉を指し体の動きなどをサポートします。
インナーマッスルは、体の内側の腰椎周りの筋肉を指し腰椎を正しい位置に戻すなどの支えになります。
「腸腰筋」「大腿直筋」「脊柱起立筋」といった体幹を安定させる筋肉をしっかり鍛えていくことで反り腰や腰痛などの痛みのない体を作ることに繋がります。
習慣的に運動をしていない方や、反り腰と決別されたい方はお気軽にお近くのアップルジムへご相談ください。